外食産業の「ゼンショー」が回転ずしチェーン「カッパ・クリエイト」の株式を取得し傘下に収めるというニュースから、事前に株式を購入し利益を得ていたことが証券取引等監視委員会の調査で判った。
報道の一員として有ってはならない倫理観の欠如といわざるを得ない。
NHKは会見をして謝罪しているが、職員のうち5000人が事前にこのニュースに接する機会があったという。
このことについてNHK側は記者の質問に対して氷山の一角であることを認めたという。
ただでさえ不祥事の多いNHKの体質に対して今まで多くの叱責があり、不払い運動まで起こされていたというのに、まったく内部的に改善の後が見受けられない。強行に不払いに対して内部改革を前提にして法的手段に訴えてでも対処するとした橋本会長は、内部改革も行いきれず退任する。
不祥事が続くNHKに不払いに対抗する手立てはあるのか。
NHK職員インサイダー疑惑…スクープ情報放送直前に株取引
1月18日8時0分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080118-00000072-sph-soci
NHKは17日、昨年3月に放送した外食産業のグループ化のニュースを事前に知った報道局記者ら3人が株売買を行ったとして、金融商品取引法(旧証券取引法)違反のインサイダー取引の疑いで、証券取引等監視委員会の任意調査を受けたことを明らかにした。調査は16日からで、3人は1000〜3000株程度を売買し、10万から40万円程度の利益を得たという。NHKは調査委員会を設置したが、記者のインサイダー疑惑が発覚したのは初めてで、報道機関としてのモラルが厳しく問われそうだ。
今度はインサイダー取引−。受信料問題に回復のめどが立ち、新会長の就任を目前に控えたNHKに、新たな不祥事が発覚した。
監視委の調査対象となった3人は、報道局テレビニュース部制作記者(33)のほか、岐阜放送局記者(30)と水戸放送局ディレクター(40)。3人は自宅待機となっており、うち2人は事実を認めているが1人は否定しているという。
NHKは昨年3月8日午後3時のニュースで、牛丼チェーン「すき家」などを展開するゼンショーが、回転ずしチェーンのカッパ・クリエイトをグループ化するというスクープを報道。3人のうち2人は放送直前にシステム端末で原稿を閲覧すると、ネット取引でカッパ株を1000〜3000株購入した。
カッパ株は8日の取引で1720円で取引を終えたが、ニュース放送直後にゼンショーがグループ化を公表。翌9日には、同株は一時1890円まで上昇した。2人はカッパ株を翌日に売却したことを認めているといい、得た利益は10万円〜40万円とみられる。
原稿は放送22分前の同日午後2時38分から報道関連の職員なら誰でも閲覧可能だった。3人は同じ職場で勤務した経験はないという。3人のうち否定している1人はあくまで「携帯電話で見て、株価が上昇したので買った」と主張している。
今月24日に退任が決まっている橋本元一会長は、任期残り1週間にして「高い倫理が求められる報道に携わる者が、報道目的の情報を自己の利益のために悪用したことは許されない」と謝罪。
今後は不正取引が単発的なものと確認されれば、監視委は1人当たり5万〜16万円程度の課徴金を課すよう金融庁に勧告するとみられる。会見では報道陣から「今後は職員の株取引を禁じるのか」という質問が出たが、NHK側は「どこまでできるか検討したい」と答えるにとどまった。


